「利用者の利便性を強化する」と言ってみたところでなんの価値もありません。
なにひとつ意味がないんです。
問われるのは「強化するとは、どういうことか」なんですよね。
この戦略でどんなことをやるのか。
具体的にどういうことでなければならないのか。
そこが問題です。
たとえば……。
地元特産の秋田杉を使ったバスターミナルのデザインは素晴らしいし、コンセプトも共感します。
キレイだし、カッコいい!
でも、それで利用者の利便性はどうなった?
「キレイだね」「カッコいいね」で終わっていないだろうか。
ベンチの数はこれでいいのか。
雨風にさらされて汚れやすくないか。
時計は?
見やすい位置に設置してあるのか。
数は十分か。
真冬の寒さ対策は?
強風の日は?
新しいサービスはどんな価値があるのか。
その価値を伝える手段はどうするのか。
POPで伝えるのか、チラシを配布するのか、折り込み広告を使うのか。
価値を伝えるメッセージをどのように表現するのか……。
「利用者の利便性を強化する」と言ってみたところでなんの価値もないんです。
小さな会社が販売戦略を組み立てるときは常に具体的な行動を考えていきましょう。
ー 撮影場所と機材 ー
秋田
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

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