「いろんな資格を持っているんだろう? その資格を活かせないのか?」
横浜の専門学校で一年間マーケティングの講師として授業を担当したことがありますが、先が見えない不安からなのか、資格試験のようなわかりやすいスキルを取得しようとする人が多かった。
そうしたスキルは決められたプロセスを消化すればだれでも身につけることができるため、同じスキルを持った人が量産されています。
ということはスキル自体で差別化することは難しいし、競争力のある価値とはいえなくなっている。
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経営者に限らず今は「スキル」より「センス」を磨くことが大切なんです。
とはいえ「センス」といっても漠然としてわかりにくい。
そこで他の表現に置き換えると「引き出しの多さ」といってもいいと思う。
センスは引き出しに用意されている情報を取り出して自由に組み合わせることができるかどうかで決まります。
引き出しが少なすぎて組み合わせのレパートリーが貧弱だとセンスがないという残念な結果になる。
ではこの引き出しを増やすにはどうすればいいのでしょうか。
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効果的なのは本です。
特に経営センスのいい経営者は大量の本を読んでいます。
本を通して様々な考え方に触れて、実際に試してみること。
もちろんセミナーに参加してもいいし、コンサルタントに相談してもいい。
ポイントはそこで得た知識を実際に試してみることです。
知識と行動のワンセットを実践することで自分専用の引き出しが増設されます。
そこで初めて競争力のある「センス」が身についてくる。
楽器の演奏も知識と行動のワンセットでセンスが磨かれます。
写真も、キャッチコピーも、ニュースレターも、ブログも、チラシのデザインも、商品カタログも……。
そしてもちろん経営のセンスも自分の力で磨くことができるんですよね。
私も少しずつですが「知識と行動のワンセット」を実践しています。
一緒に挑戦しましょう。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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