初めて会ったときのAさんは明るい笑顔で元気な人だと思った。
ところが話を聞いてみると自社の置かれている状況は予想以上に厳しかった。
どこを見てもいい方向には向いていない。
表情とは裏腹に必死に不安と戦っていました。
だからなのかなぁ。
売れる商品が欲しかったのかもしれません。
あれもこれもと次々と商品アイテムを増やしていました。
その結果、増えたのは、在庫とパンフレットと社員の負担。
減ったのは、新規の顧客数とリピート注文の数です。
売り上げは減り続けていました。
–
深く掘るのと、幅を広げるのでは戦略がまったく違います。
小さな会社は大手企業に品数で勝負したり新しい部門に手を広げれば広げるほど専門性が希薄になっていく。
基本は絞り込みです。
専門性を前面に押し出すこと。
そしてだれからも「〇〇のことならAさんしかいないだろう」と記憶してもらうことです。
「なんかそれらしいことをやってるけど全部中途半端なんだよなぁ」という会社に仕事を頼むことはありません。
–
好きなこと、得意なことしかできない。
それしかやらない。
でもだれにも負けない。
それがプロです。
同じ仕事を頼むならプロに頼みます。
まわりの人から見て「プロだね」と言われるようになってください。
ところで、あなたはなんの専門家ですか?
ー 撮影場所と機材 ー
愛媛県/宇和島
Canon PowerShot G7X
= Y’s CLUB =とは
>> 詳しくは こちら
The following two tabs change content below.

吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

最新記事 by 吉見 範一(よしみ のりかず) (全て見る)
- 対面営業に臨んだときは相手に対してまずその点を認め、そして ……。 - 2025年5月2日
- 人はそれを欲しくなってしまう - 2025年5月1日
- 疲弊する新人、変われない管理職。令和の営業組織に本当に必要な視点とは - 2025年5月1日