数年前からお付き合いをしているクライアントのH社が規模を拡大することなく新規の取引先の業界の中に深く浸透するために選んだのは「なんでも屋さん」になることだった。
でもね、ここで注目して欲しいのは、スタートは「なんでも屋さん」ではないという点です。
ピンポイントで専門分野を絞り込んで自社の主力商品の専門家として取引を開始しています。
いくらいい商品を持っていても、いきなり「なんでも屋です。なんでもやります」では相手にされません。
やはり専門家だから商談の席につくことができるのです。
専門家として取引を開始して効果が現れてくればあとは「あれもついでに」「これもまとめて」といった提案が通りやすくなる。
相手はあっちこっちに発注するよりも、できれば一か所にまとめたい。
そのほうが手間も省けるし、プロの紹介なら安心できます。
そこで自社の専門分野ではない仕事は、それぞれの専門業者とタッグを組んで充実したサービスを連携プレーで提供できるようにしています。
H社は単に商品を売る会社ではなく、取引先が本来の業務に集中できるようにワンストップ(複数の要件を一か所で済ませるサービスを提供すること)で煩雑な業務をサポートするプロ集団としての価値を前面に押し出すことを決定しました。
ー 撮影場所と機材 ー
秋田
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

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