「才能が欲しい」
その気持ちもわかります。
恵まれた才能があって、ずば抜けた能力さえあればなんでもできる。
そうした才能に憧れる人が多いけど、これって最近の傾向なのかもしれませんね。
世界各国のベーシストがアップしている YouTube の動画を見ると天才的なテクニックの奏者が次々と出てきて「こんなに凄いことができるんだぞ」と自慢の演奏を公開しています。
メチャメチャうまい!
超絶テクニックの持ち主がこんなにたくさんいるのか!
どれを見ても凄いのはわかる。
でもその凄いテクニックで何を表現したいのかがわからない。
何を伝えようとしているのか。
結局、それで何をしたいんだ!?
ひとりで超絶テクニックを見せているだけ。
何も伝わってこない。
注目されるような演奏のテクニックがまったくない私だから、いじけてそう見えるのかもしれないけど……。
でも延々と超絶テクニックだけが続く動画を見ていると飽きちゃうんですよね。
一方、魅力的なバンドって、そんな超絶テクニックを使わなくても伝えたいことがあふれています。
メンバーが協力しあうことで、一人で演奏しているよりももっと大きなエネルギーがドーンと伝わってくる。
人に喜ばれる仕事を長期間継続してやるときは、突出した才能とか超絶テクニックよりも協力関係を引き出す能力が問われます。
もちろん才能はないよりあったほうがいいと思う。
でもね。
才能があっても協調性がなければ人は離れていきます。
「度量の大きさ」という言葉を聞かなくなったけど、仕事に求められるのは超絶テクニックを身につける「才能」よりも「度量」つまり「包容力」です。
人の気持ちがよくわかって、いつも落ち着いていて、冷静な判断ができる器の大きい人のところに人が集まる。
孤立した才能より、協調性のある凡才のほうがまわりにいる人も、そして当人も幸せかも……。
ー 撮影場所と機材 ー
富山
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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