対面インタビューの情報収集力は凄い。
既存顧客から直接聞き取った情報はメーカーが予測していたものとは大きく違っていることも珍しくありません。
作り手の発想にはない視点や貴重な意見を回収できます。
でも、これってホントだろうか。
確かにとても優れた方法ですがバイアスがかかりやすいんです。
実は私自身、この対面インタビューで失敗したことがあります。
それも何度も。
基本は対話なのであっちこっちに話が飛ばないようにポイントを絞った質問を予め用意しておきます。
このとき、期待する回答が頭の中に浮かんでいることが多く「こんな意見を引き出せたらいいな」と想定しながら準備を進めていきやすい。
ここなんですよね。
問題なのは。
しっかり準備をしておくと、質問するたびに期待した回答を得ようと無意識に誘導している。
そこに気が付かないことが多いんです。
つい、こういう質問の仕方をすれば「こう言ってくれるだろうな」を繰り返してしまう。
どうしても聞き手のバイアス(偏向、先入観)がかかりやすい。
それと手際よく次々と質問を重ねていくと、まるで取り調べのような感じを与えてしまいかねない。
そうなると本音はどんどん遠くなります。
情報収集はどの方法を採用しても完璧ではないと常に意識してくださいね。
だから
・紙に記入してもらうアンケート
・対面インタビュー
・グループインタビューなど
複数の方法を試してもらうことが多いんです。
でもこうやって地道に集めた情報から多くのアイデアが生まれます。
何事も失敗を恐れずに体験しながら覚えていくのが一番の近道です。
一緒に挑戦していきましょう!
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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