8月の青森のねぶた祭が始まる一カ月以上前から、町のあっちこっちで見かけるのがこの金魚ねぶたです。
金魚を藩の産業にしようと弘前藩の保護のもとに飼育され、改良を重ねて生まれた品種が津軽錦。
これを他藩への交易に充て、藩財政の一助にしようと計画したが実現しなかった。
昔からねぶた祭の時期になると、各家の門の前に棒の先に金魚の灯籠を載せ、その下に水を張ったたらいを置いて、水面に映る様子を鑑賞しながら通りを回ってくるねぶたを待っていた。
青森の夏は短い。
それだけにねぶた祭は熱い。
熱狂的なねぶた祭を静かに待つ金魚の灯籠。
この組み合わせからその土地に住む人の心情が伝わってきます。
金魚ねぶたのように検索すればすぐにわかることでも日本中の多くの人は検索しません。
私が検索しようと思ったのは現地に行ったから。
地元の人たちにとって、それはいつもの風景でも訪問者の目には目新しいものに映る。
移動しなければ一生調べることがなかったかもしれない。
移動しなければ、また同じようなことばかり調べているに違いない。
行けば知りたいことがたくさん目に飛び込んできます。
その奥には、そこに住む人の気持ちが見え隠れするものが多いんです。
興味を持って調べてみると人が行動する心理が見えてくる。
ということは……。
そうなんです。
マーケティングを構築するときのアイデアの宝庫は移動した先で扉を開いて待っています。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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