昨年のセミナーのアンケートを読み返していたら、またありました。

「失敗事例を教えて欲しい」というリクエストです。

私は失敗事例をセミナーでは紹介しません。

時間のムダだからです。

失敗から学べるのはただひとつ「痛み」だけです。

それに失敗事例を知れば知るほどやってはいけないことが増えてくる。

痛みは避けたい。

失敗したくない。

そんなことを考えているうちに動けなくなります。

失敗を恐れるあまり新しい挑戦に手を出そうとしない人をたくさん見てきました。

動けなくなることが最大の失敗なのにね。

失敗から学べることって、一般に言われているほどそんなに多くありません。

 

 

成功の定義にもよるけど、ビジネスで大成功する人はほんの一握りです。

何もかもうまくいっている人より失敗を重ねている人のほうが圧倒的に多い。

数えきれないくらいたくさんある失敗の中からひとつだけ選んで紹介しても、それって大量にある失敗のたったひとつの事例でしかありません。

あなたが新しいことに挑戦するときに、セミナーで紹介した、たったひとつの失敗と同じ失敗は避けられても、それ以外の失敗の数はまだまだたくさんあるから、失敗する確率は何も変わらないんです。

現実問題として失敗事例をひとつやふたつ聞いたとしても、あなたがまだ知らない失敗する理由のほうが圧倒的に多い。

だからひとつくらい、教えてもらった失敗を避けても失敗する確率はほとんど同じ。

どうすればうまくいくのかはわからないままです。

これって、何かを学んだことになるのでしょうか。

 

 

それよりも成功事例を参考にして、うまくいく確率をあげたほうがいい。

うまくいく確率ってかなり低いから、成功事例のほうが参考になる情報に当たる確率が高いんです。

特にビジネスで新しい市場を開拓しようと思ったら普通のやり方をすればまず失敗します。

どの業界でもちょっと首を突っ込むと失敗だらけ。

ありふれている失敗をわざわざ選んで参考にしても成功のヒントはまず見つかりません。

それよりも成功した事例を参考にしたほうが実践的なアイデアを発見しやすい。

失敗というマイナスの方向に顔を向けるより、成功というプラスの方向に顔を向けて考えるほうが解決策は生まれやすくなります。

さあ、一緒に挑戦しましょう!

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

富山
Canon PowerShot G7X

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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