ある程度営業を覚えてくると、新人を育ててほしいという立場になってきます。

若い人を連れて営業をすればどうしても効率が悪くなる。

同行する前と、同行した後に大事なポイントを説明する時間が必要です。

そうやって自分の営業時間は減っていく。

また教えても新人にやらせると問題が起きやすい。

新人に問題が起きれば事後処理に時間を奪われます。

事後処理は意外と時間がかかる。

だから教えている間は自分の成績が下がり続けます。

現実問題としてせっかく教えても一人前に育つ前に辞めてく人が多いんです。

そうなるといつも徒労感だけが残る。

それでも教える方としては非常に効率が悪いけど丁寧に教えます。

根性論で指導すると使えない営業になってしまう。

昭和のやり方では通用しません。

なぜなら当時よりも営業が難しくなっているからです。

だからこそ若い人に営業を教えるには「優しさ」が求められる。

 

 

ところが、同行して営業するところ見せても、人の商談を見ただけで営業ができるようになるわけではありません。

やらせると失敗が多い。

生まれて初めての体験だから仕方がないけどね。

かといって失敗しないような易しい仕事ばかりやらせていたらいつまでたっても覚えられない。

若い人に任せたら失敗するかもしれないけど私がリカバリーできそうだなと思ったらやらせます。

たぶんうまくできないだろうなとわかっている営業をやらせるから、当人にとっては高すぎるハードルだと思うかもしれない。

でも営業を覚えようと思ったらこの道は避けて通れないんです。

はっきり言って営業は易しくはない

 

 

伝えたいのはここなんです。

新しいことを教えるときに混同しないで欲しいのは「易しい」と「優しい」の違いです。

易しくないことを教えるのに必要なのは優しさです。

大変だし、効率も悪いけど、それでもあえて挑戦して欲しい。

なぜなら新人を教えると教え方を覚えられるから。

実はこの時の体験がプロの講師にとって欠かせない大切なノウハウとして、そのまま応用できた。

教えるのに手間も時間もかかったけど、教え方を教えてくれた後輩たちに感謝しています。

 

 

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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