私は営業本部を対象としたセミナー講師として呼ばれていたので余計な口を挟まなかった。
部長たちは「うちもブランディングを考えた方がいいよ」と言っていたので楽しみにしていました。
半年後「ブランディングしました」と新しいロゴマークの入った立派なパンフレットを見せてくれました。
どこのコンサルティング会社に頼んだかは知りませんが、さすがはプロに頼んで作成しただけのことはあって新しいロゴマークはかっこいい。
「これでイメージチェンジをします」と言っていたけど……。
あれから半年経過。
私には新しいロゴマークによって何が変わったのかはわかりません。
ただ他の状況の変化によって業績は上向いたようです。
あの会社はロゴマークを変える必要があったのかなぁ?
有名な会社が成功しているのは、ブランドネームやかっこいいロゴマークがあるからだと思いがちですが、成功の要因はロゴマークではなくて、ある特定の分野では「他に類のない独自性がある企業だ」と多くの人の「頭の中」にインプットされているから成功しているところが多い。
手がかかりとなるマークを見て類似品の中にあっても他と区別することができるんです。
カッコいいマークだから「特定の分野で独自性のある企業である」と記憶することはありません。
その企業の情報がしっかりインプットされていなければ「格好いいマークだね」で終わります。
単に見た目を変えたくて新しいロゴマークを掲げたところで、あなたの会社を選ぶ理由にはならないんです。
逆に「ダサいロゴマークだなぁ」と思っても、歴史や、風格や、ポリシーや、他にはない強みなど、その企業の独自性が強くインプットされていると、たとえダサいロゴマークでもパッと見ただけで一瞬で思い出します。
ところであなたの会社はどんな会社だと記憶されているだろうか。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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