電器部品と言っても精密機器ではなく、家庭内で使う配線器具の卸問屋で商品を新規に取り扱ってもらう小売店をひとりでコツコツと1店舗ずつ開拓していた時の話です。
最初の1店舗目、次の2店舗目は手探り状態でした。
前例のない営業だったから不安との戦いでした。
それでも少しずつ軌道修正をしながら10店舗目、20店舗目と拡大していって勝ちパターンが見えてきた。
100店舗目を超えたあたりから、全ての商品の仕入れロットがドーンと増えてきたんです。
今の社屋では収まりきれなくなって、サイズ的に余裕のある大きめの倉庫を確保しました。
これならまとめて仕入れができる。
在庫切れを起こさなくて済む。
ところが何年もたたないうちに、売れない商品が目立ち始めてきました。
この売れない商品を何とか売ろうと、あれこれ企画して売り込んではみたものの全く売れなかった。
増え続ける不良在庫を見るたびに頭が痛くなる。
いやぁ~、さすがに学びました。
売れない商品には売れない理由があることを。
最も明快な理由は不良在庫となったこの手の商品をだれも望んでいないという事実。
そりゃあそうだよね。
魅力のない商品を欲しがる人なんていません。
─────────────
今もあの不良在庫の残像が強烈に残っています。
売れない商品を売ろうとする努力。
これこそムダな努力です。
そこで売れない商品をまとめて処分しました。
おかげで倉庫もスッキリ。
気分爽快!
そして売れる商品にフォーカスしたら一気に売り上げが伸びたんです。
あれから何年もたってから断捨離という言葉を知りました。
もっと早く知っておきたかった。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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