本当は何をやりたいの?
このシンプルな質問にAさんは答えられなかった。
(ソフトウエア開発/営業担当/匿名希望)
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即答できなかっただけではなくて、最初に聞いたときからもう3年くらい経ってると思う。
その間も何度か聞いているけど相変わらず何をやりたいのかよくわかっていない。
Aさんは真面目な性格で頭の回転も早い。
これまで営業でがんばってきた。
だからなのかなぁ~。
いつも自分の感情を抑え込んで正しいと思う行動を選んでいます。
そういう私も営業が長かったので、自分の感情を無視するときが結構あるけどね。
問題はこの無視を何度も繰り返していると段々自分の感情がわかりにくくなってくることなんです。
仕事だからやっているのか。
それとも本心からやりたいと思ってやっているのか。
日々の行動は、どちらがよりよい選択かを考えて判断するクセがついているから、自分の感情とか本心に相談しなくなるんです。
そうやって本心を無視していると自分が本当は何を望んでいるのか感じにくくなる。
自分の本心を感じるってホントに大事なんです。
だって「本心からやりたいこと」って「仕事だからやってること」に比べたら、生み出されるエネルギーが桁違いだから。
そこがわかっていないと、ちょっとつまずいただけで、また行き詰まる。
あなたの本心は何を感じているのか。
別の言い方だと「本当は何をやりたいのか」だけど、そのためには自分の感情とか本心を無視してちゃダメなんです。
って、いうか、もしかしたら本心がわかっていないんじゃないのか。
自分の本心を見つけるにはどうすればいいんだろう。
私の場合は写真だった。
まあ写真といっても、高度な技術を競い合ってるうまい写真や、バランスのいいキレイな写真は私にはムリ。
それよりも何を感じて撮ったのかを重視しています。
私にとって写真は、自分の感情と向き合うには相性がよかった。
って、書くとカッコいいけど……。
プロの写真家のように人の感情を揺さぶるような写真は撮れないけどね。
それでも写真を通して自分の感情とのやり取りを何度も繰り返していくなかで「本当は何をやりたいのか」という本心が少しずつわかってきた。
Aさんが私の真似をして写真を撮る必要はありません。
ただ、いつものように感情を無視して判断するのではなく、せめて自分の感情と向き合う時間は作った方がいい。
1日15分でもいい。
本当は何をやりたいのかが、本当に見えなくなる前に……。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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