「いいと思って導入されたんですよね?」
ええ、そうなんですが ……。
このアプリを使えば情報の共有もできるし、進捗状況も瞬時にわかるし、コスト削減にもなる。
だからすぐに導入しました。
でも何も変わらないどころか訪問件数がどんどん減り始めて、ちょっと厳しい状況になっているんです。
最新技術を導入することは悪いことではないんです。
むしろ積極的にやるべきです。
ただ、まだ営業戦略も決まっていないのに新しいものを導入すると予想外のトラブルが起きやすい。
よくあるのがシステムに入力するのに、たとえば「見込み客」ひとつ取り上げてみても、どの段階まで進んだら「見込み客」なのか個人個人の判断に任せているから基準がバラバラになっていたりすることが多いんです。
人によってはリストに掲載されている企業を「見込み客」と呼んでいるし、また商談の進捗がある程度進んだ段階で「見込み客」と呼ぶ人もいる。
こうした基準のズレがいくつも重なってくると失敗のリスクが一気に高くなる。
戦略を言語化してイメージをハッキリさせて、担当者全員が全体像を理解するまでは、問題が起きても原因が予想しやすい「枯れた技術」を使うほうがうまくいくことが多いんです。
安易に最新技術を導入すると失敗するリスクはどうしても高くなるので、まずは戦略を決めて、入力の基準(単語の意味)をそろえて、ゴールイメージを全員で共有してもらうことを優先したいですね。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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