「お弁当だけじゃやっていけない」と嘆いていたAさんだったけど、あの時思いきって方向転換してよかったですね。
お昼のお弁当だけになって客層は全く変わりました。
スタートしたときは苦しかったけど徐々にお客さんも増えてきたし、笑顔を取り戻してくれてよかった。
売れてくれば意欲もわいてきます。
現時点でのライバルは近くのコンビニとスーパーになった。
このままだとお客さんを増やすどころか、もしかしたら取られてしまう。
だからなんとかしてもっと売りたいという気持ちが先行していました。
どうやったら売上を伸ばすことができるのか。
–
相談を受けた私がAさんにすすめたのは、コンビニやスーパーのお弁当を食べ飽きるまで毎日食べ続けてもらうことでした。
おにぎりでもいい、サンドイッチでもいい、カップ麺でもいい、少なくとも1か月は続けて下さいとお願いしました。
翌月、あらためて話を聞いたら ……。
「さすがに飽きました」
「そうですか。来月もできますか?」
「えっ!? 無理!」
スーパーやコンビニのすべてのお客さんを狙う必要はないんです。
食べ飽きたらAさんのお店を利用してもらおうというくらいのスタンスで丁度いい。
誰がターゲットなのかハッキリと意識してから、チラシを配ろうとか、クーポンを発行しようとか、価格を下げようとか、そうした販促活動をすることもなく、丁度いい感じでお客さんに利用してもらっています。
自社のよさを活かした「丁度いい感じ」って大事なんですよね。
ー 撮影場所と機材 ー
千葉/稲毛
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
あなたの商品はお客さんにとって「どんな価値があるのか」を見つけましょう。
お客さんに価値のある未来を提供するために……。
吉見 範一(よしみ のりかず)
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