「あっ! コーヒー切らしちゃった」
「買っておくか」
こんなとき私と同年代の日本人の大多数はネスカフェのインスタントコーヒーを連想する。
かれこれ30年以上も「ダバダァ~ ♪ ダバダァ~ ♪」のメロディーに乗せて「違いがわかる男のネスカフェゴールドブレンド」というフレーズがテレビCMによってインプットされているんですよね。
ここで大事なのは「最初」であること。
あなたの会社の新製品をブランディングするためには、そのカテゴリーの中で「最初」であることが最も重要。
なぜなら「最初」のインプットが一番強く記憶に残るから。
となると ……。
あなたがやるべきことは何だろう?
ズバリ、新しいカテゴリーを生み出すことです。
「違いがわかる男のコーヒー」というカテゴリーを最初に作ったのはネスカフェだったようにね。
ところで最近はあの「ダバダァ~ ♪ ダバダァ~ ♪」と「違いがわかる男」がすっかり消えてしまったのはなぜだろう?
ネスレ日本は2013年に「脱インスタントコーヒー宣言」をして、日本インスタントコーヒー協会などの業界団体からも脱会しています。
そしてインスタントではない新製法のコーヒーに軸足を移した。
ところが、あのメロディーとフレーズを耳にすると、どうしてもインスタントコーヒーのイメージが強すぎて、ネスレが開発した新製法のコーヒーで新しいカテゴリーを訴求したいのに、新たなブランディングのブレーキになっちゃうんですよね。
最初にインプットされたイメージってメッチャ強力!
そんなわけで自社製品をブランディングしたいと思っているあなたがやるべきことは業界初の「新しいカテゴリー」を生み出すことです。
そしてどこよりも先にその「新しいカテゴリー」を記憶してもらうこと!!
ー 撮影場所と機材 ー
千葉/館山
Canon PowerShot G7X
Photo by 矢崎豪
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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