社長は本当に発明が好きなんだなぁ。

あんなに失敗しているのに。

「これは画期的だ。類似品はどこにもない。だから、よさがわかれば絶対に売れる」

自分でブレンドしたという自慢のコーヒーを取り出し、ペーパーフィルターを慣れた手つきでドリッパーに置くと、挽きたてのコーヒーをいれて、口の細い専用のケトルでゆっくりと熱湯を注いでくれた。

コーヒーのいい香りに包まれる。

「吉見さん、これは売れますよ!」

前回も同じことを言ってた。

でも売れなかった。

今回もとても良い商品だと思う。

でも私の個人的な好みですがカッコよくないんだよなぁ。

コーヒーの香りのよさもあって私は面と向かって「カッコ悪い」とは言えなかった。

主婦がこれを選ぶだろうか?

それと宣伝にお金をかけられないし。

とは言え私は新発明のモノを見るのが大好きだけどね。

ただ、一般的にこれだけは押さえておいたほうがいい。

・人は知らないモノには興味がない
・人は知らないヒトにも興味がない

これからは、というか今もそうだけど、モノよりも先にヒトです。

つまり

・どんなヒトが考えたのか
・どんなヒトがなぜ作ろうと思ったのか
・これを作った人は普段なにをやっているヒトなんだろう
・へぇ~、そうなんだ。このヒトの考え方が好き

といったヒトを中心とした情報が定期的に届いていることが大切です。

特に小さな会社はお客さんの頭のなかで「知ってるヒト」になっていないと、ますます販売は難しくなる。

何か対策を打ってますか?

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

青森
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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