だれに何を売るのか?

この「だれに」を決めるのはターゲティングです。

例えばベースアンプを売るとすれば、真っ先に頭に浮かぶのは「だれに」売りたいのかですよね。

マーケットはどこにあるのかを考えるのですが、マーケティングで想定するターゲットは実際に購入するお客さんとは限らないんです。

漠然と「ベースを弾く人」にすると範囲が広すぎる。

私はベースを弾くけど「ベースを弾く人に」と言われてもピンときません。

そこでもう少し絞り込んでみます。

サイズは大きすぎず、小さすぎず、小音量でも理想的な音質でクリアに鳴らせる練習用のベースアンプを探している人へ。

これなら使い方もわかるからピンときます。

では実際に購入した人はどんな人だろう?

ベースアンプの具体名は出しませんが、商品レビューを見てみると自宅練習以外の目的で購入している人も多いんです。

小規模のジャズクラブで使っている人もいるし、中学校の吹奏楽部で使っている人もいる。

高校の文化祭で使った人もいるし、ベースの講師が自宅で指導用のアンプとして使っている人もいました。

 

 

ターゲットとは市場のことではありません。

ターゲット以外は振り向かないということではないんです。

ターゲットとはお客さんの頭の中の位置のことです。

商品イメージを記憶する場所を指します。

ちょっとややこしいかもしれませんが、小型のアンプを「自宅練習用に最適なベースアンプ」として販売していいんです。

でも自宅練習用のアンプは必ずしも自宅での練習で使うとは限りません。

コンサートホールで使うような大型のアンプではなく「小型でもしっかりなってくれて、小音量でもバランスよく演奏できるアンプ」という商品イメージを記憶してもらえばいい。

この手のアンプを使う場所は人それぞれだし、欲しい人にはピンとくるし、これが必要だってわかれば購入します。

もう一度繰り返します。

ターゲットとはお客さんの頭の中の位置のことです。

商品イメージを記憶する場所を指します。

 

 

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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