一発逆転というのはあまりお勧めしたくないんですよね。

もしあのとき私が一発逆転を狙っていたら ……。

取り返しのつかないことになっていたかもしれません。

あれは58歳の時だった。

それまで創業以来続いていた仕入れ先がバブル崩壊のあおりを受けて倒産。

主力商品が手に入らなくなった。

それだけじゃない。

売り先も倒産。

最悪だったのは最も売り上げの大きかった大手チェーン店の倒産です。

倒産と同時に当時のダイエーの傘下になって取引が終わった。

関連のあった中堅どころの取引先も次々と連鎖倒産で消えていった。

20年近く積み上げてきたものが一瞬でなくなってしまったんです。

長年勤めていた会社が突然消えるなんて。

言いようのないくらいのショックだった。

時代はバブル崩壊で先が見えないムードが支配していました。

そんな時代の空気の中で、高齢者が次の仕事を探すのはほぼ絶望的。

マジで途方にくれました。

 

 

ではどうやってその後の人生を変えることができたのか?

一発逆転なんてひとつもありません。

もっと地味なんです。

夢を見るのも大事ですが、足元を固めるほうがもっと大事です。

人生を変えるのに必要なこと。

それは習慣です。

本当に些細な日常の習慣が人生を変えてくれました。

具体的には、本を読む、早く起きる、メモを取る、人に会う、行ってみる、試してみる ……。

その程度のだれにでもできる習慣を続けた。

そうしたらこれまでの20年間とは全く違う生活につながっていったんです。

もしあのとき無理をして背伸びをして一発逆転を狙っていたら今は悲惨なことになっていたに違いない。

少なくとも私の場合、人生を変えてくれたのは営業時代に身につけたメチャメチャ地味な習慣だった。

一発逆転なんかじゃない。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰