約65年前の昭和時代。
近所に自転車に駄菓子を乗せて売りに来るおじさんがいました。
子供たちはおじさんが来ると、あちこちからぞろぞろと集まってくる。
どうやって集客していたのか?
それは紙芝居です。
しかし、紙芝居を見せるだけでは、子供たちはおじさんが来たことに気づきません。
では、どうやって子供たちに「来たぞ」と知らせていたのか?
答えは拍子木。
コーン、コーン、コンコンコン♪
よく通る甲高い音を響かせながら、止めた自転車を中心に近所を歩きまわります。
すると、ひとりも見えなかった子供たちが自転車のまわりにぞろぞろと集まってくる。
なぜ、拍子木を鳴らすだけで子供たちが集まってくるのか?
駄菓子の種類が多いから?
味で勝負しているから?
いずれも違います。
ワクワク、ドキドキを体験できるからです。
拍子木の音は子供だけでなく、大人にも聞こえています。
しかし、ターゲットである子供たちにとって、この音を聞いただけでワクワクしてくる。
激しく反応するのは子供だけ。
何度も何度もワクワク体験をしている子供たちは、もっとワクワクしたくなる。
拍子木の音はトリガー(引き金)となって、子供たちの耳に届く。
モノ(駄菓子)よりも、コト(ワクワク)を売る。
この構造が集客に、そして売り上げを作り出しています。
あなたの商品は何をトリガーとしているのだろうか?
どんな体験ができると期待させているのだろうか?
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
あなたの商品はお客さんにとって「どんな価値があるのか」を見つけましょう。
お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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