これまで使ってきた店内POPを
見せてもらった。
おかしいな。
初めて見るのに、
なぜこんなに既視感があるんだろう。
どれも、
どこかで見たような感じがする。
「一番新しいPOPが
これですか?」
コピーもすっきりしているし、
余計なものもない。
きれいに無駄がそぎ落とされている。
ターゲットが少し曖昧にも思えるけれど、
悪くない。
いや、それどころか、
うまくまとまっているなと思った。
なのに、担当者は
「反応がないんです」
と頭を抱えていた。
強力なライバル商品もあるけれど、
それは今に始まったことではない。
それに、
独自性もきちんと備わっている。
何枚か見ているうちに、
「あれ?」
と、手が止まった。
そうか。
そういうことか。
どこかで見た気がしたのではなく、
どれもが同じなのだ。
細部も違うし、
カラーも違う。
でも、
切り口がよく似ている。
もしかして、
反応の良かったPOPのパターンを
何度も繰り返しているだけなのでは?
だから、同じようなPOPばかりが続き、
だんだん反応が鈍くなっていったのかもしれない。
この現象は、
POPだけじゃないんですよね。
例えば営業用の資料でも、
先輩が使って
反応の良かったものをそのままコピーして、
少しだけ手を加えて
新しくしたつもりになる。
ところが、
何度も使い回しているうちに、
反応のない資料に
なってしまう。
そんなことがある。
改良も、
切り口を変えていかないと、
すぐに古典みたいに、
筋はいいのに、
どこか古めかしいものに
なりやすいんですよね。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)
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