上から見下ろすと、見える世界が変わりますね。
観察する場所を移動するだけで、発想がひろがります。
多くを並べて見比べてみる。または、広く見渡すことができる場所に立つ。
そうやって観点を変えることはとても大切なんですよね。
–
唐突ですが……。
商品とは何か?
って聞かれたら、なんて答えますか?
売る立場から考えるときは「商品とは単なるモノではない」ということを意識してくださいね。
販売戦略を考えるときの観点はただひとつ。
それは 買う理由 です。
商品が プラスの束(利便性や便益の束)になっている状態を見てください。
たとえばカメラを買う人はカメラを手に入れることで
・自分だけの旅の記憶
・自分にとって、わかりやすい料理のメモ
・楽しかった記念日の記憶
・快適な空間のメモ
・持つことの喜び
・自分らしさを表現できる
・スムーズな情報収集
といった、いくつものプラスを実現しようとします。
こうした顧客にとっての プラスの束 が 商品を買う理由 です。
ここが見えないと販売はとても難しいことのように思えてくる。
でも大丈夫!
プラスの束 はいくらでも見つけることができます。
見つける方法は?
既存のお客様に聞けばいい。
「なぜ買ったの?」ってね。
–
ただし、これらは使う立場でしかとらえていませんよね。
販売戦略を考えるときの観点はもっと多い。
例えば……。
・探しやすい
・比較しやすい
・選びやすい
・買いやすい
・持ち帰りやすい
・使いやすい
・廃棄しやすい
など、探して、使って、廃棄するまでを含め、多方向から プラスの束 を考えていきます。
商品は「プラス(買う理由)の束である」という観点を意識してくださいね!
ー 撮影場所と機材 ー
両国
CANON PowerShot G7 X
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

吉見 範一(よしみ のりかず)

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