自宅で仕事をしていると銀行のDMに同封されていた保険会社から電話がかかってきた。
「とてもお得な保険のご案内です」女性の声は疲れていた。
これまでに大量の断り文句を浴びてきたのだろう。
大変な仕事だなと同情した。
こちらの状況を確認しないで一方的に商品説明が始まった。
職業柄どうしても研究対象として聞いてしまう。
いつものように説明が終わるまで相槌を打ちながら黙って最後まで聞かせていただいた。
トークの採点は5段階評価の1だった。
売り込まれる側になるのはとても貴重な体験です。
このときの自分の気持ちにフォーカスすると、商品に興味がない人ほどなかなかしゃべらない理由がよくわかる。
一生懸命説明しているけど、終わるのを待っているだけ。
商談とは台本通りに話すことでもなければ、営業トークを披露する場でもありません。
ファーストアタックの前半は、相手の興味の有無を確認することだけでいい。
興味がなければさっさと切り上げて、興味のあるお客を探すしかない。
ですが、これは私が最もオススメしない営業方法です。
こんな確率の低い方法をやらせているのはトップが何も考えていない証拠だ。
いまどきこんな営業方法しか思いつかない会社の商品を買う気にはならない。
若い営業マンを潰すつもりか!
営業チームのリーダーならもっと頭を使え!
私がコンサルタントになった理由が鮮明に蘇ってきた。
──> http://www.yoshiminorikazu.com/?p=40
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
◆ この記事を書いた人
吉見 範一 (よしみ のりかず)
代表:= Y’s CLUB =
理論や理屈も大切ですが、営業力に頼らずに売れる自社の仕組みを構築しようとすると、具体的にどこから手をつければいいのかわからないケースが多いのです。そんな時は他社の具体的な事例がとても参考になります。
そこで用意したのが自社の販売戦略を構築していただくための相談会 = Y’s CLUB = です。
私があなたの代わりに市場で学んできた「情報提供を活用した今の時代にふさわしい中小企業の売上を伸ばす方法」を詳しく解説しながら、少人数の個別コンサルティングをオープン形式で実施しています。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

吉見 範一(よしみ のりかず)

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