営業マンの宿命、プレゼン。

人前で喋る機会、避けては通れないですよね。

私は仕事柄(一応、世を忍ぶ仮の姿は講師なので)嫌でも話し方を鍛えるしかなかったわけですが ……。

よく聞かれるんですよ。

「コツって何?」って。

結局のところ、やっぱり「間」なんだと思う。

かっこよく言えば「対話の呼吸」なんだけど、これがまあ、言うは易しで。

講師になりたての頃なんて、もう悲惨なものでした。

「間を意識しよう!」と気合を入れて登壇しても、いざ前に立つと頭からすっぽり抜け落ちる。

後でICレコーダーを聴き返しては、「うわぁ……」って何度枕に顔を埋めたことか。

わかっちゃいるけど、体がついてこない。

 

 

そんな私が、ある日、研修会場の休憩室でたまたまテレビを眺めていたとき「あ、これだ!」と膝を打ったんです。

ヒントをくれたのは、占い師でした。

「これ、言っちゃっていいかな?」
「本当に聞きたい?」
「……じゃあ、言うよ?」
「後悔しないね?」
「あなたは、ねえ……」

あの、絶妙にじらしてくる独特の呼吸。

あれです。

セリフをパクるわけじゃないですよ?
(そんなことしたら別の商売になっちゃうし)

でも、あの「相手を前のめりにさせる空気の溜め方」は、まさにプレゼンの真髄。

あの「呼吸」を意識するだけで、言葉の重みが変わってくる。

「次はなんて言うんだろう?」という期待を、あえて数秒泳がせてみる。

やりすぎないギリギリのラインで踏みとどまる。

これこそセンスかもね。

営業をかじった人なら、この感覚、ちょっとゾクッとしませんか?

 

 

あ、ちなみに。

この「占い師メソッド」を極めすぎると、商談相手から「……で、この壺はいくらですか?」って聞かれちゃうかもしれないので、さじ加減にはくれぐれもご注意を。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

東京/中央区
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰