またここで、今年も春らしい風景に出会えた。
見慣れたビルもこの時期は表情が変わります。
ビルだけではなく、街のイメージも変わる。
でも考えてみたら足元に色を添えただけなんですよね。
それでも前向きな印象に変わる。
ビル自体は何も変わっていないのに、受け取る方は見た目が変わることで、受け止め方が大きく変わります。
仕事も同じですよね。
商品は変わらない。
むしろ改良されて、昨年よりも優れている。
ところが、よさは簡単には伝わらない。
最初に伝わるのは「よさ」ではないんです。
売れない商品を見ると、暗いとか、淋しいとか、活気がないとか、粗悪品に見えるとか、商品よりも先に、こうしたマイナスのイメージが先に伝わってくる。
見た目が伝えています。
あなたが買い物に行ったときに冷静に自分の気持ちを観察してみると、商品を手に取る前に、すでに勝負がついているケースがとても多いことに気がつくはず。
そういうときは見た目で判断していませんか。
見た目は大事。
たとえば、新製品を開発した。
準備も整った。
さあこれから販促活動を開始するぞというスタート時点では、中身は粗悪品でも見た目がいい方が圧倒的に有利です。
もちろん、そんな商売をやっていたらあっという間に消滅しちゃうけどね。
商品のよさを伝えようと思ったら「見た目が勝負だ」っていうのは本当だよ。
見た目とは中身の一番外側にあるものです。
そこに気を使えないようだと、競争力は弱い。
商品力が強くてもダメ。
商品の機能や性能は同じでもダメ。
見た目が悪いと中身を知ろうとする前に、購買意欲をストップさせるから。
見せ方の工夫、伝え方の工夫は商品開発と同等か、それ以上にエネルギーを使う。
市場に投入して、ライバル他社と比較すれば、見た目が勝敗を決定するという現実に直面します。
花を添えることだけでも印象が大きく変わるということを忘れないでくださいね。
では、見た目を決定するものは何か?
商品のコンセプトです。
なぜこの商品を開発する必要があったのか。
なぜこの商品を販売する必要があるのか。
何を実現したいのか。
現状の何を変えたいのか。
コンセプトがしっかりしていると、おのずと見た目はブレることなく改善できます。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
◆ この記事を書いた人
吉見 範一 (よしみ のりかず)
代表:= Y’s CLUB =
理論や理屈も大切ですが、営業力に頼らずに売れる自社の仕組みを構築しようとすると、具体的にどこから手をつければいいのかわからないケースが多いのです。そんな時は他社の具体的な事例がとても参考になります。
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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