2014.07.04_05
博多
COOLPIX P310

 

博多駅前の大きなビルは見る角度によって、映り込む景色が変わります。

ビルはひとつでも、見る位置によって、映る景色はいくつもある。

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例えば自社で開発した商品の売り方を考えているとします。

そのときパッと素晴らしいアイデアがひらめいたとしましょうか。

「そうだ、これをネットで売ろう!」というアイデアが出たとします。アイデアが出たら、次に考えるのが「製品コンセプト」です。

「ネットで売る」というアイデアと、買い手が製品を「欲しがる理由」は違うという点を見落とさないでくださいね。素晴らしいアイデアが浮かんだら、買い手が製品を買いたいと思う理由、つまり「製品コンセプト」に変換します。

ここでいう「コンセプト」って、全体を貫く基本的な考え方のことですが、マーケティングで間違えやすいのは、この「製品コンセプト」は、ひとつとは限らないことなんです。

「ネットで売る」というひとつのアイデアでも「製品コンセプト」はいくつもあります。

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「製品コンセプト」ってなんだろう?

今、たまたま見ていたニュースにベネッセの原田さんが映っていたから、ベネッセを題材にして考えてみますね。

説明のために、私が勝手に推測して「製品コンセプト」をあてはめるので事実とは食い違うかもしれません。そのあたりのことは差し引いて読んでください。

昔、ベネッセは「通信販売で教育を売ろう」というアイデアが出た。

これはアイデアです。これを「製品コンセプト」に変換します。そうしないと価値が伝わらないから。

まず「顧客が異なると、魅力が異なる」という点に注目して考えます。

たとえば……。

・中学3年なら「勉強嫌いを克服しよう!」
・高校1年なら「学習の習慣を作ろう」
・高校2年なら「受験対策はこれだ!」

このようにターゲットに応じて「製品コンセプト」を変えたほうが、価値が伝わりやすくなりますよね。

アイデアはひとつでも「製品コンセプト」はいくつもあるということがわかりますか?

販売のアイデアが浮かんだら、ターゲットを決めて、それぞれの「製品コンセプト」を確立してくださいね!

 

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市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

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「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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