長年営業をやられてきてよかったなと思う事は何ですか?
(塗装関連/営業担当/まるげん様)
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たくさんあります。
営業は人を相手にする仕事です。
直接会って話すとわかりますが世の中には色んな人がいて、それだけでも面白い。
この仕事についていなければ会うことはなかっただろうなと思う人にたくさん会ってきました。
いろんな考え方を知ることができて本当によかった。
そして思ったんです。
人は自分が知っていることに結びつけて理解するんだなぁって。
そして自分が知りたいことだけを知ろうとするし、自分に都合のいいように理解したがる。
頑固というより、人ってそういうふうにできているんだと思います。
長年やっていると、相手の話を聞いているうちに「こっちのほうがいいのになぁ」と思うときもあります。
商品の説明をしていても「ちょっと心配だなぁ」と思うこともあるんです。
やっぱりプロとして商談の相手に失敗をさせたくないですからね。
そこで確認というか、念のために質問を重ねることもあります。
でも多くは「大丈夫です。そのあたりのことは分かってるから」という返事が返ってくる。
「ウチの社員に聞いてみるまでもなく、みんなこっちだって言うと思いますよ」
そこまで言われたら私の意見を押し通すわけにもいきませんよね。
営業に限った話ではありませんが「人は他の人も自分と同じように考えるはずだ」という思い込みが大きすぎる。
自分が知りたいことを選んで、都合よくつなぎ合わせて、この判断こそ正解だってなって、だれだってそう考えるに違いないって思い込む。
この現象を実感できたことも、営業をやってきてよかったことのひとつです。
多かれ少なかれ、きっと私も同じように判断しているんだろうなぁって思い当たる節がいっぱいある。
だから考え方が狭くならないように、本を読んだり、人の話を聞きにいったり、仲間と意見交換したり ……。
それとベースを弾いたり ← ん? (ーー;
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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