AIが急速に広まっています。

どんどん進化して、
利用する人も一気に増え続けている。

でも、その裏側で静かに、
残酷なことが起きていると感じています。

AIは本質的に、
社会で最も多く、
最も分厚い層 ……

「平凡」と呼ばれる人たちの
居場所を奪うために
生まれてきたのかもしれない。

ずば抜けて優秀かと問われれば、
そうとは断言できない人。

特に優れたところもなく、
いわゆる「並」であると
自覚している人たち。

私もそうです。

学歴も中途半端、
経歴もたいしたことない。

そういう人間が必要とされない社会が、
急速に姿を現し始めました。

ひとつのスキルで
一生食っていく時代は、
完全に死に絶えました。

これが、私たちが直面している現実です。

 

 

なぜ急に、
こんな話をしているかというと……

ITの現場で聞いた、
ある話がきっかけです。

時代の最先端で活躍している、
いわゆる「カッコいい人たち」の会社の話。

その会社は1億円の予算を組んで、
20名の若いエンジニアを採用する計画を
立てていました。

ところが …… 。

ChatGPTをはじめとする
各種AIを2ヶ月ほど検証した結果、
採用計画をすべて白紙に
戻してしまったんです。

代わりに、キャリアも実績も実力も
ある数名のシニアエンジニアの給与を
大幅に引き上げ、
浮いた数千万円はそのまま会社の利益に。

では、20名の若手はどうなったか。

彼らは、選考のプロセスごと、
跡形もなく消えてしまいました。

 

 

この話を聞いたとき、
背筋が寒くなりました。

「24時間働き、社会保険も不要で、
あらゆる知識を持つ新人」の登場によって、

ポテンシャルある若手人材が支えると
信じられていた企業の姿が、
根底から変わろうとしている。

なにか前向きな話をしたいけど
中途半端な慰めの言葉は、
むなしいだけ。

じゃあ、どうすればいいんだ。

ここまで書いておいて、
元気になる話をしようなんて、
ちょっと無理があるのかもしれません。

でも …… 。

ひとつだけ、はっきりしてきたことがあります。

AIが奪っていくのは、
「平均点で成立していた仕事」です。

言い換えると、
「誰がやっても、そこそこ同じ結果になる領域」。

ここは、もう勝負にならない。

だったらどうするか。

少し乱暴に聞こえるけど??

「平均」をやめるしかない …… たぶん。

 

 

特別な才能が必要、
という意味ではありません。

むしろ逆で、

・妙にこだわってしまうところ
・なぜか手を抜けないところ
・説明しづらいけど、ついやってしまう癖

そういう、
「非効率で、再現性の低い部分」。

今までは、
それが”弱点”だと思われていた。

でもこれからは、
そこにしか居場所が残らない気がしています。

正直に言うと、
これはキレイな話じゃない。

効率も悪いし、
遠回りにもなる。

でも …… 。

ならされた場所で勝てないなら、
デコボコの場所に立つしかない。

そして …… 不思議なことに、

そういう場所に立っている人間のほうが、
案外、楽しそうに見えるんです。

元気になるかどうかは、わかりません。

でも少なくとも、
立つ場所くらいは、自分で選べる。

私は、そう思っています。

…… まあ、平均点を狙ってきた
私が言うのもねぇ。

あまり説得力ないんだけどね。

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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