企業のマーケティングは組織で展開します。
組織、つまり集団で動くということですが、この集団で動くということの本質的な意味はなんだろう?
集団のパワーを使う。
そりゃまぁ確かにそうなんだけどね。
10人集まれば10人分の仕事が一気にはかどるということではないんですよね。
本質はひとりひとりで行動することの限界を超えることにあるんです。
ひとりでやるよりみんなで協力して動いたほうが個人の能力を超えたパフォーマンスを発揮できるようになります。
では、そのためには何が必要なんだろう?
キーは分配です。
人材や技術や資金といった経営資源をさまざまなマーケティング活動に対してどうやって分配すればいいのかを考えることなんですよね。
ここでもっとも重要なことは、経営者が経営資源の分配をうまく行うと個々の製品のマーケティングマネジメントだけでは克服できない問題が解決されるという点です。
同じような市場に対して同じような戦略を実践しているのに大きな差が開いてくるのは、戦略の優劣というより経営資源の分配の優劣による違いのほうが大きいという現実を無視できません。
企業は人の集団です。
どのように組織をデザインするかでマーケティングはほぼ決まります。
製品のデザインやカタログやパンフレットのデザインももちろん大切ですが、それ以上にマーケティングを展開する組織のデザインのほうがはるかに大切なんですよね。
ー 撮影場所 ー
横浜
= Y’s CLUB = Open College Yokohama
= Y’s CLUB =とは
>> 詳しくは こちら
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

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