今でも当時を思い出す。

もう何日もゼロの日が続いていた。

だからこそ、ようやく受注できたときはホッとする。

あきらめずに続けていると「打たれ強いね」と言われる。

そのたびに「違うよ」と心の中で言い返していた。

相手にとってよかれと思って商談に行ってもガツンと拒否されればグサッときます。

まるで自分が全否定されたような気になる。

打たれても平気。

気にしない。

なんてことはないんです。

拒否されるたびに「なんでこんな仕事を選んじゃったんだろう」と後悔していたし、いつもベッコリとへこむ。

落ち込む。

元気がなくなる。

営業に慣れてきて少しだけ違ってきたのは、たとえガツンと断られても、気が付いた点を改良してすぐに次の訪問先で試すことができるようになった点です。

そうは言っても今でも拒否されるとへこむだろうな。

それでもスパッと切り上げて外に出たらすぐに「はい。次!」という言葉を強制的に口にすると思うけど。

多分イメージでは「何があってもへこまないタフな精神力を持ったヤツ」に見えているのかもしれませんね。

営業はそんなにタフである必要はありません。

へこんでもいいんです。

次の訪問先では、どんなにへこんでいようが、そんなことは一切関係なく新しい出会いが待っています。

ゼロにリセットしてまた挑戦できるんです。

訪問するたびにコミュニケーションのレベルを1mmずつ引き上げていく。

そうやって2~3年営業を続けたら、営業経験のない同級生に会ってごらん。

びっくりするくらい成長している自分に気がつきます。

営業は一瞬で売れるようになるわけじゃない。

毎日1mmずつ成長させることで、徐々に信頼される営業に、自分で自分を育てていくものなんです。

簡単にあきらめるな!

続ければ必ずできるようになる。

 

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

青森
Canon PowerShot G7X

 

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰