10年間ひとつのジャンルに真剣に取り組んでいると知識と経験が蓄積されて視点がプロになります。
プロは些細な違いに注目する。
ところがシロウトは類似点に目がいくし、微妙な違いを選別しようなんて面倒なことは避けようとします。
たとえばトヨタの販売担当者にホンダの車との違いを聞いたら、こちらがうんざりするくらい相違点を列挙するかもしれません。
では車とは無縁のビジネスマンが子供たちにトヨタとホンダの機能の違いを説明できるだろうか。
おそらく「性能は似たようなものだ」って伝える気がする。
どの業界でもプロが主張したい相違点の多くはシロウトにとって「違いがわからない」と思ったほうがいい。
販売戦略を設計して確実に実践するために必要なのは相手に「他社との違い」を理解してもらうことです。
ところが肝心のその違いが専門的になりすぎてよく理解できない。
その点を踏まえて効果が期待できるツールを作るとしたら、どこに着目して、どこから手をつければいいのかわかりますか?
こんな大事なことを営業マンにまかせっきりにしているとしたらまず売れません。
なぜなら営業担当者は、各自の切り口で、各自が得意とする営業のテクニックを駆使して、必死に売り込もうとします。
しかもシロウトにはよくわからない違いを強調するしかない。
となると、どうしても強引な売り込みになる。
まわりを見てください。
営業のプレッシャーを嫌がる人がほとんどではありませんか。
はっきり言って人が嫌がることをやってうまくいく仕事はありません。
「あの会社はしつこい」という評判はSNSであっという間に拡散されます。
熱心な売り込みは売れない状況を自らの手で作り出すことになる。
小さな会社は一方的な売り込みではなく、自社のファンを増やすための販売戦略を展開したほうが有利です。
こうした戦略は営業担当者ではなく経営者が設計してくださいね!
ー 撮影場所と機材 ー
品川
Canon PowerShot G7X
▼ Facebook への友達リクエストはお気軽に (^_-)-☆
・コメント欄に「ブログ読者」と記入してください。
・無記入だとスパムと区別がつかないのでリクエストを削除させていただきます。
= Y’s CLUB =とは
>> 詳しくは こちら

吉見 範一(よしみ のりかず)

最新記事 by 吉見 範一(よしみ のりかず) (全て見る)
- 対面営業に臨んだときは相手に対してまずその点を認め、そして ……。 - 2025年5月2日
- 人はそれを欲しくなってしまう - 2025年5月1日
- 疲弊する新人、変われない管理職。令和の営業組織に本当に必要な視点とは - 2025年5月1日