※ 撮影:小林 寛賀
「これまで何十人とセミナー講師を見てきましたが、二日間、全くスライドを使わない先生を初めて見ました」
(中小企業支援部/研修担当/50代/匿名希望)
セミナーの内容によってはスライドを使うこともあります。
ただ私の場合、スライドを使っていると説明がどんどんヘタになる。
「二日間(12時間)のセミナーをスライドなしで行うのは大変でしょう」と言われますがこれは慣れです。
2時間のセミナーをスライドに頼ることなく、受講者の興味を引き出しながらできる人なら、スライドを使わなくても二日間のセミナーができます。
それと「話術が凄いですね」というのは勘違いです。
そもそも私は話術と呼べるようなテクニックを持っていません。
大事なことはスライドを使うか使わないかではなく、伝えたいことが一貫しているかどうかです。
スライドの有無にとらわれないでください。
スライドを使用した方がわかりやすいセミナーはスライドを使うべきです。
そんなことより講師は
・だれに何を伝えて
・どうなって欲しいのかが見えていること
・ひとつでもいいからヒントをつかんで欲しいという熱意が大事だと思う。
そうすれば流暢に話せるテクニックなんてほどほどでいいし、スライドを使っても、スライドに頼ることなく興味を引きだせるようになるし、伝えたいことが届きます。
ちなみに優れた話術を習得して、テクニックを感じさせることなく見事に世界観を表現しているのが落語家さんです。
参考にしたいけど真似のできそうなところがひとつもない。
あらゆる面でレベルが違いすぎる。
ああ~、そういえば……。
また江戸の風景とそれぞれの登場人物の個性が手に取るように見えてくる 古今亭志ん輔 師匠の落語を聞きたくなってきた。
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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