ちょっと昔話を。
営業を覚え始めた頃のことです。
Tさんは私よりも5歳年下だけど、この会社では先輩です。
何だか頼りなさそうだな。
体力もなさそうだし。
それに声も小さい。
大丈夫なのか。
不安だったけどTさんの営業に同行させてもらったんです。
ああ。
やっぱり参考にならない。
お客さんの前での説明がたどたどしい。
もっとちゃんと説明すればいいのに。
横から私が口を挟むわけにもいかないし。
ところが帰り際の鮮やかなクロージングに驚きました。
全く売り込んでいないのにお客さんの方から「そうですね。お願いします」と頭を下げたんです。
えぇ~っ!
なんで!?
この人は天才だ。
Tさんは凄い。
と、思ったけど、正直に言ってその時は何をやっていたのか、なぜそうなったのか、まるでわかっていなかった。
理解できたのはあれからかなり後のこと。
私の営業にTさんが同行してくれて、問題点を指摘された時です。
言われたのはただ一言。
「吉見さん。話しすぎです」ってね。
もしかしてあなたも、当時の私のように丁寧に説明して、商品の良さをわかってもらえれば売れると思っていませんか?
営業の基本は相手をよく知ることなんです。
一方的にベラベラ喋っていたらお客さんの事を理解するのって無理。
それじゃいくらがんばっても売れないよね。
ー 撮影場所と機材 ー
中央区/銀座
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
あなたの商品はお客さんにとって「どんな価値があるのか」を見つけましょう。
お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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