2年以上も前の話です。
コロナの影響もあって売上が落ち込んだままになっていました。
すでに宣伝広告費が大きな負担になっていた。
これ以上経費はかけられない。
かといって何も変えなければ業績はますます悪化するに違いない。
そんな状況でした。
さて、あなたならどうする?
最初にお願いしたのは、パートさんを含めた社員さんたちを少人数のグループに分けて、グループミーティングの場を作ってもらうことでした。
順番に集まってもらって全てのグループの話を聴き終えたころにはいろいろと見えてきました。
やっぱり古いんです。
そこで私が提案したのが「不参加」です。
社長は商品部の会議に参加しないようにしてもらいました。
社長がいると社員さんたちはお客さんではなく、社長の顔色をうかがって意見を出していたからです。
だからセンスの古いものばかり作り続けていたんですね。
社長が参加しなくなってから出てくる意見が変わった。
お客さんのための会議になりました。
新製品がトレンドにマッチするようになったせいか、社内の雰囲気も随分変わりました。
前よりも明るくなった!
そして見事に「V字回復!」とはいかなかったのですが、少なくともマイナスが止まりました。
正直に言うと業績の回復は予想していたよりも時間がかかっています。
それでも社長はこの会議のやり方に口出しせず、じっと我慢。
でもね。
カンタンに「我慢」っていうけど、これって大変なんです。
いつ終わるのか先が見えない不安との戦いになるからです。
経営者は胃が痛くなる。
そりゃあ眉間にシワができるのもわかります。
でもようやく最近になって少しずつ売上がアップし始めています。
なんだかんだ時間がかかったけど、やっと社長が笑顔になった!
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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研究するのはお客さんの未来です。
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お客さんに価値のある未来を提供するために……。

吉見 範一(よしみ のりかず)

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