私は一般家庭と企業、両方への飛び込み営業を経験し、本当に多くの人々と出会ってきました。
単純計算でも、少なく見積もって1万人を軽く超えるでしょう。
出会う人々は実に様々です。
知的な人もいれば、闘志をむき出しにする人もいますし、異様に臆病だと感じる人もいます。
いろんなタイプの人がいるんですよね。
ある人は、玄関を開けるなり断り文句をまくし立ててきたり、またある人は、じっと私の目を見て静かに断ってきた。
本当に、一人として同じ人はいません。
……って、当たり前ですよね。
飛び込み営業ですから「心が折れるだろうな」と思うほど厳しい言葉を浴びせられることもありました。
何事もなかったかのように平然と振る舞っていても、全く傷つかないわけではありません。
特に、物を扱うかのように扱われると、深く傷つきました。
散々嫌な思いをするうちに、私は妙な考えを持つようになりました。
それは、人の周りには薄いベールのようなものがある、という考えです。
その人が生きてきた中で培ってきた価値観や感情の集まりなのかもしれない。
その人を包むように、ふわあ~っと漂っている何か。
それが心なのだ、と。
そして、人々は無神経にその心に向かって「言葉」という鋭利な手裏剣を投げつけている。
中には相手を励ます言葉もあります。
しかし、相手を深く傷つける言葉の方が多かったように思います。
無遠慮にベールのような心に不用意な言葉をぶつけないでほしい。
飛び込み営業を通して、私はこのような妙な考えを持つようになりました。
そして今も、その感覚は変わっていません。
ー 撮影場所と機材 ー
青森
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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