横浜
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LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.
世の中はドンドン便利になっていますね。
最近は当たり前になっていますが、私が小売店のルート営業をしていたころはネットを利用した受発注のシステムを導入するなんて中小企業では考えられなかった。
小売店の営業時間に合わせて各店舗を訪問して、売り場と在庫を確認。売れ筋商品のボリュームを増やしたり、売り場の提案をしたりしながら、商品の受注を目指して営業します。
帰社してからの作業も大変でした。
どの店舗も発注した商品は最短で納品して欲しいと言ってきます。受発注の作業、営業日報、店舗に合わせた売り場の提案書作りなどの作業に追われる。帰宅するのは深夜なんて日が延々と続きます。季節によってはイベントも増えて、休日出勤なんてことも普通に行われていました。
それこそ寝る時間を減らしてでも伝票処理をするしかなかった。効率がいいとはとても言える状態ではありません。そんなわけで体調を崩す営業マンも多かったんです。
今はタブレットの普及にともなって、売り場で商品を確認してその場で入力すれば、伝票処理が完了するシステムを利用する企業も増えてきましたね。
システム化のおかげで余分な在庫を抱えなくても済むし、在庫の確認もリアルタイムでできるようになったし、欠品してもすぐに補充ができるようになりました。IT化がそのまま業務のスピード化につながっています。最短で必要な商品を届けることが可能になりました。
ですが、たとえどんなにシステム化が進んでも小売店からの注文を「すべてWEBでお願いします」と、丸投げにすることはできません。担当者同士が定期的に会って、お互いに情報を交換しあうことで信頼関係が生まれていきます。
システムさえ導入すればいいというものではありませんよね。
現実問題として、業務全体の流れの中のどの部分を機械化(IT化)するのかを見極める必要があります。ITシステムを従来の業務に当てはめるだけでは、従来の効率の悪い業務の流れをそっくりそのままIT化してしまうことにもなりかねません。
中小企業がITを導入する場合は、ITに詳しいだけのプロではなく、マーケティングにも精通しているプロに相談することをオススメします。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
▼ 新規開拓の問題点は、これで解決!
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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