鎌倉
OLYMPUS PEN Lite E-PL5
LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.
同じイラストを見ても、人によって見え方が違う。
ある人にとってはホッとする絵かもしれない。
ある人にとっては「なんだこれ?」と思うだけかもしれない。
同じイラストでも受け取る人によって伝わり方が変わります。
同じ情報を発信しても、すべての人に、あなたが思ったようには伝わらないんですよね。
だから腹をくくって、わかってくれる人にだけ伝わればいいって考えるほうが実戦的。
人は自分がわかるように受け取ります。好きなように理解します。勝手に解釈します。同じ情報に触れても、該当するすべての人が同じように反応してくれるとは限らない。
ですが、諦める必要はありません。該当するすべての人を振り向かせるのは難しいけど、ある程度の絞り込みは可能です。
そこは営業と同じで、興味のない人を口説こうとするのは大変です。それよりも興味がある人にだけ突き刺さるようにした方がいいと考えてください。
別の言い方をすると、あなたの良さをわかってくれる人だけ集まってくれればいい。というか、それしかできません。
そもそも、あらゆる人を集めようとすると、恐ろしくつまらないものになります。
例えば「高性能なコンパクトカメラです」は、色んな人に当てはまりますが、お金をかけて発信する情報としては面白みに欠けるし、つまらない。
それよりも「一眼レフを使いこなせる人がサブ機として使いたくなるコンパクトカメラです」の方が、使って欲しい人に届く可能性が高くなります。
もしかしたら、カメラの初心者でも「どんなカメラだろう?」と興味を持つ可能性が高くなるかもしれませんね。
腹をくくって絞り込みましょう。
マーケティングを考えるときは、ひとりでも多くの人にわかってもらおうとしないことです。それをやると、だいたいつまらない呼びかけになります。つまらいものに反応する人はいないよ。
情報を発信するときに最初にやることは、誰に使って欲しいのかを決めること。その人だけ振り向いてくれればいい。それ以外の人は無視する。これが鉄則!
あなたが集めたいのは誰ですか?
商品を使ったら劇的に変わるのは誰ですか?
あなたが付き合いたいのは誰ですか?
中小企業は使えるお金が限られています。誰も反応してくれない宣伝なんてもったいない。
腹をくくって絞り込もう!!!
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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