「こういうのがあったらいいと思いませんか」
─── ええ、まあ、そうですね。
「でしょ? そこで試しに作ってみました。これなんですが……。」
─── ほう。こんな感じになるんですね。
「売れますかねぇ?」
–
提供する人がいいと思っているものを見せたとたん、お客様が「これは必要だ」と感じることはまれです。
「これが新製品です」とモノを見せてもピンとこない。
そもそも生産者の方が商品知識は詳しいから、利用者よりも数歩先にいってることが多いんです。
また、お客様が「こんなのがあればいいのに」と思っているものが、あらかじめ実体として存在しているわけでもない。
なので、使い方とか、よさとか、価値を理解させるのは時間と手間がかかります。
売れる商品とは、この手間をかけた商品です。
企業が市場に働きかけて、利用する人たちの間に「これのココがいいんだよね」とか「前からこれが必要だと思っていたんだ」とか「こういうのを探していたんだ」という 欲求を生み出すことができた商品が売れる商品 です。新製品なら売れるとは限らない。
私のやり方は「今すぐ売る」というよりも、他社があまり熱心にやっていない「手間をかけて欲求を生み出す」というステップを優先するから時間がかかるんです。
でもね。
ちょっと手間をかけると、ある時期からジワジワと売上が伸びていく。
ー 撮影場所と機材 ー
墨田区
Canon PowerShot G7X
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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吉見 範一(よしみ のりかず)
「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/
経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰

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