最初は夢からスタートしろって言っているのは理由があります。
現実から飛び出さないと、修正案しか出てこないし、現実の枠の中でいくら考えても発想の転換なんて起きないからです。
だったら夢からスタートする方が現実的。
夢を見る。
これができないと画期的なアイデアはまず浮かんでこない。
せいぜい過去の延長線上に並ぶアイデアか、どこかで見たことがあるようなモノを作るくらいしか浮かんでこない。
発想の転換は日頃から訓練していないと、遥か彼方から俯瞰して自社が置かれている現状を客観的に観察することが困難になってしまいます。
現状打破を願うなら、最初はアホみたいな夢を見ることからスタートしてください。
それくらい現実から離れてみないと視点が変わらないからです。
例えば……。
「ここで練習したい」と世界中のアスリートが憧れるウィンタースポーツ専門のトレーニングに特化した都市を作ってみたらどうか。
アホな夢だってわかっています。
でもね、もし仮に日本中から専門家を集めたらどうなるんだろう?
トレーニングに最適な施設を設計してもらったり、器具や、用具や、用品を研究開発する企業を誘致して、科学的にスポーツを分析する研究所を作って優秀な研究者を優遇したら。
サプリメントを開発する企業、食材を研究する企業、新素材を開発する企業、トレーニングメニューを開発する企業、専用プログラムを開発する企業……。
話題の選手が活躍したときだけ、マスコミで大騒ぎするのではなく、選手と一体となって腰を据えてスポーツを育てる環境を整備してみたら。
さらに選手に最適な宿泊施設の研究開発や、移動手段の開発など、ありとあらゆるインフラが必要になってくるけど、この夢が実現したら数十年後の日本のウィンタースポーツは、今よりもっと面白くなっていそうな気がする。
大会は北海道、準備は青森。
そんな感じで役割分担をハッキリさせる。とかね。
このままでは新幹線の海底トンネルが開通したら通過駅になってしまう。
発想の転換は、夢を語るところから始まります。
夢に制限はいらない。
アホな夢だから好き勝手なことが言える。
自由に展開できるから視点が変わるんですよね。
ー 撮影場所と機材 ー
新青森駅前/Canon PowerShot G7X
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!

吉見 範一(よしみ のりかず)

最新記事 by 吉見 範一(よしみ のりかず) (全て見る)
- 対面営業に臨んだときは相手に対してまずその点を認め、そして ……。 - 2025年5月2日
- 人はそれを欲しくなってしまう - 2025年5月1日
- 疲弊する新人、変われない管理職。令和の営業組織に本当に必要な視点とは - 2025年5月1日