大企業の戦略は、ある程度の推測はできても、結局のところよくわからない。

まして進行中のものとなると、ますます謎だ。

なんたって、頭の良い人たちが寄ってたかって考え抜いた末の「正解」なんだろうしね。

その点、小さな会社の動きなら、これまで何社も見てきた分、もう少しだけ解像度高く見えてくる。

たとえば、先日の話。
(具体的な数字は出せないので、たとえ話として聞いてください)

その会社に「100人の顧客リスト」があったとする。

すると、なぜか律儀に100人全員に同じコストをかけちゃうんだよね。

 

 

これまで何度も、それで失敗しているのに。

よくよく結果を調べてみたら、そのうち80人は、そもそも「今は買わない」お客さんだった。

理由はさまざまだけど、何度アプローチしても無反応。

だったら「買わないお客さんにコストをかけるのは、一旦やめませんか?」って思う。

そこにリソースを注ぐくらいなら、もっと別の場所に的を絞って戦略を練り直したほうがいいんじゃないかなぁ。

だって、これまでに何度も選んでくれた「大切な20人」がもう分かっているんだから。

その20人にコストをかけて、特別扱いをして、もっと満足してもらうにはどうするか?

そう考えたほうが、よっぽどラクな気がするんだけど。

その20人が、また新しい誰かを連れてきてくれるかもしれないし。

 

 

……なんて、理屈では分かっている。

分かってはいるんだけど、いざ自分のこととなると「残りの80人を捨てる」勇気が持てなかったりするんだよね。

これって、私だけなのかな。それとも、やっぱり「わかっちゃいるけど」の領域なんだろうか。

そう言えば、近所のスーパーでアップルパイみたいな菓子パンを売ってるんですよ。

値段の割にメッチャ美味しい。

青森に10年通っていたこともあって、リンゴが大好きになってしまったし。

そんなにいくつも買ってもムダになると、頭ではわかっちゃいるんだけど。

「2個買うと1個無料」という戦略にまんまとハマって、ついつい買ってしまった。

こんなわかりやすい戦略なのに……(――;

この歳になってもまだこんなことやってるのは私だけ?(^_^;

 

 

 

ー 撮影場所と機材 ー

千葉
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.

 

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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰