2014.07.14_07
羽田空港
Nikon COOLPIX P310

 

このオモチャのロボットはどのくらいの価値があるのだろう?

コレクターにとっては垂涎のマトかもしれませんが、私みたいなシロウトがこのオモチャの価値を評価するのは難しい。もし数百円で売られていたらガラクタにしか見えない可能性が高い。

では、80万円で売られていたら?

一瞬で見え方が変わります。同じ品物でも高い値段がつけられると、それなりの価値と希少性を備えた品であるかのように思えてきます。

値段で見え方が変わる。オモチャに限らずこうした商品は多いんです。

効能や機能がわかりにくいとか、価値が伝わりにくいとき、人は値段を見て価値を推定するということを無意識にやっています。

言い方を変えると、高い値段は優れた機能を備えていることを証明しているとも言える。

たとえばレストランなどでも価格設定によって見え方が大きく変わります。

パッと見ただけなのに雰囲気がいい、調理技術が凄い、食器のセンスがいい、盛り付けがキレイ、ステータス感があるといった感覚も、高い値段設定を知ったあとの方が「よさそうだな」と価値の推定をしやすくなるんです。

場合によっては商品の値段を高く設定した方が売れるという現象が起きます。とはいえ、値段と商品の価値が見合わないと、あっという間に悪い評判がたってしまいますが。

お客様は実際に使ってみるまで本当の価値はわかりくいものなんです。そのわかりにくい価値を伝えるための手段のひとつが価格設定です。

あなたの商品をちょっと見直してみてください。安すぎる設定をしていませんか? 安物にみせているために本来の価値を求めているお客様の目を遠ざけている可能性があります。安く売って価値を下げてクレームの多いお客様を集めないようにしてくださいね。

 

 

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市場の創造は本当におもしろい仕事です。
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吉見 範一(よしみ のりかず)

吉見 範一(よしみ のりかず)

「ちいさな会社の販売戦略」を設計する専門家/ 経営者を対象とした少人数制の個別コンサルティング = Y’s CLUB = 主宰
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