横浜
青森ウォーターフロントエリア
Nikon COOLPIX P310
架空の話です。
テラスでランチを……。
たまにはゆったりとした気分を味わいたい。食事はそんなに豪華でなくてもいい。メニューの多さも求めない。量もそこそこあればいい。
私のニーズは料理そのもののクオリティでもなければ独自性でもなかった。求めたのは「時間」と「空間」です。
爽やかな秋の風を感じながらゆったりと過ごす。そんな場所を探していました。
もし仮に調査の結果、こうした「顧客のニーズ」が浮かんできたとしますね。
そのとき
・顧客のニーズに応えるにはどうすればいいか
・何を提供したら顧客は満足するだろうか
・顧客を振り向かせる最適なプロモーション(販促活動)は何か
を考える時に「顧客」を中心に据えて、それらを緻密に構築していくのがマーケティングです。
マーケティングは今でも進化しています。
常に変化し続けているので、本質をおさえておかないと流行に振り回されやすい。
マーケティングの本質は「顧客」を中心に考えます。
・「顧客」のニーズを理解する
・「顧客」のニーズに応える
・「顧客」に満足をもたらす
の三点です。
ここを押さえておくとバタバタせずにじっくり取り組むことができる。
マーケティングの最大の敵は「売り逃げ」の発想です。
とにかく売れさえすればいいと考えて、目の前の数字だけ追い求めていくと、見込み客を根こそぎ刈り取って、数年間は売り上げが見込めない状態をつくりだす焼畑営業になりやすいんです。
一方的に売り込む方法は選択肢が少ないから、ヤラセ、おとり販売、誇大広告、誤解を招く価格設定、意図的な情報操作などに手を染めていくことになる。
これらはマーケティングの本質からは大きく逸脱しています。
運良く一度くらいは数字がだせるかもしれませんが、刈り取って終わりなので顧客が離れていきます。だから長続きしない。
情報化が進み「売り逃げ」はますます通用しなくなっています。
ちょっと振り返ってみると本質が見えてきます。
マーケティングは製品やサービスを提供する際に「何を提供したらいいのか」を判断するめに必要な材料を集めることから始まっています。そのころは市場調査が主流だった。
その後、中長期的な視野に立って、顧客にとっての価値を提供し続けるにはどうすればいいのかを考えるようになりました。
そこからさらに進化して、ニーズの水準やタイミングをマネジメントするための技術も含まれるようになりました。
最近はマーケティングの概念はさらに広がり、製品やサービスだけでなく、顧客と一体となってどのようなライフスタイルを創造していくかという課題も含めてとらえるようになっています。
例えば、ハーレーダビッドソンは「我々は二輪車を売っているのではなく、二輪車のある生活を提供しているのだ」と自らを定義しています。目指していたのはライフスタイルの創造ですね。
たんなるプロモーション(販促活動)ではない。
情報量が増えて、商品が増えて、流通が高度化して、生活が変化して、ビジネスの環境が変わりました。わたしたちを取り巻くあらゆるものが変わった。
それでもマーケティングの本質は変わりません。
顧客ニーズを理解することなんです。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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このまま何も手を打たなければ潰れてしまう。
なんて言っていたのに……。
今はグングン売上が伸びている。
いったい何をやったのか?
なんと、それは営業しないで新規顧客を増やす方法だった。
お金をかけずにお客様を引き寄せる中小企業のための販売戦略
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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