牡蠣の殻を見れば、どれくらい売れたのかを捉えることができます。
でも「なぜ、売れたのか」をリアルタイムで捉えようとするとハードルが高くなる。
今までは経験で予測するしかなかった。
そこで、ふたつの仮説を立てて、テストして、比較しながらおおよその見当をつけていくのが一般的な方法です。
例えば、選んだ理由のひとつが「新鮮さ」だと仮定して……。
今朝採れたばかりの新鮮な牡蠣です。
朝いちばんの便で入荷しました!
というPOPを出してみる。
もうひとつの選んだ理由が「調理法」だとしたら
香ばしさが引き立つ「炭焼き」と
食感がたまらない「新鮮な生牡蠣」の両方が楽しめる
当店自慢の「牡蠣の食べ比べセット」がオススメ!
というPOPで訴求してみる。
「新鮮さ」と「調理法」のふたつのPOPでテストして、反応のいい多数派を採用する。
今まではこんな感じで効率を考えていけばよかった。
しかし、問題なのは人口の減少です。少子高齢化の波は無視できません。
このままでは来店客数もリピート回数も減り続け、最も増やしたい新規顧客の来店数も見込めない状況が予測されます。
となると、オーダーする人がひとりでもいれば、どんなにリクエストの数が少なくても、バッサリ切り捨てることができなくなる。
そうやって次々とメニューが増えていく。
次第に「当店のオススメ」が見えなくなって、わけがわからなくなる。
そんなお店が多いんですよね。
こうなるとクチコミを期待するのは難しい。
メニューが多くてごちゃごちゃしてて、自慢の品がピンぼけだと「この店はこれが有名なんだ」と紹介しにくい。
一方、CRM を導入すると売り方がガラリと変わります。
お客様ひとりひとりに『顧客ID』を付けて、お客様の好みを全て記録しておくことが可能になる。
アンケートと併用すれば、まだオーダーしていない好みまで把握できます。
記録内容を見れば次回来店した時に提案ができるし、来店までの間隔が開きすぎる前に、お客様の好みに合わせた内容のハガキやDMを送ることもできる。いつも利用してくれる大切なお客様が喜んでくれるサービスを充実させることができる。
できれば新規顧客が増え続けるのが理想ですが、現実問題として宣伝告知は、あまりにもコストがかかりすぎます。効果が期待できないところに投資するよりも、既存顧客に投資してファンになってもらう方が現実的です。
ファンはありがたい。客離れしないだけでなく、クチコミをしてくれる可能性が一番高いのもお店のファンです。お店の良さを体験している人が、お店のいいところを紹介してくれる。
こうした流れを定着させて来店客数を増やしているところが業績を伸ばしています。
これは特殊な方法ではありません。
大手企業はすでにCRMを導入して積極的に活用しています。
とはいえ、大企業向けに開発された CRM は機能が多すぎるし、たいへん高価なので中小企業は手が出せなかった。
ところが今はありがたいことに CRM がお手軽に利用できる時代になりました。
各社から色々と出ていますが、私がオススメしたいのは followup-CRM です。
ムダな機能をそぎ落として、中小企業が使いたい機能に絞り込み、とても使いやすく設計されています。しかも低価格!
売れ筋を把握することも大切ですが、大切なお得意様がまた来たくなるサービスを充実させておくことはもっと大切です。
followup-CRM が可能にしてくれます。
しかも全従業員がカンタンに利用できるシステムなので、これを活用しない手はない!
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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このままでは将来が不安だ。
あと何年続けられるだろうか。
私のところに相談にくる経営者たちは、みんな同じ悩みを抱えて、ひとりで苦しんでいました。
大丈夫!
まだあなたが試していないこんな方法があります。
今回は様々な事例を中心にご紹介します。
お金をかけずにお客様を引き寄せる中小企業のための販売戦略
詳しくは こちら
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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