横浜 そごう美術館
「SIMONDOLL 四谷シモン」展
COOLPIX P310
先日「SIMONDOLL 四谷シモン」展に行ってきました。
作者(四谷シモン)が何を伝えたかったのかはわかりません。それでも作品を前にしたとき何かを感じた。曖昧なものではなく、人形に心の中を見透かされたような感覚に包まれたんです。
何体もの人形と向きあいながら答えを求めていました。
見る人に何かを伝える作品はどうやって創るのだろう?
人の気持ちを動かすような写真って、どうやって撮ればいいのだろう?
その時は見つからなかった。
帰宅後、作者に関することをネットで調べていたら動画を発見。インタビューを収録したものです。その中で出てきたこの言葉が突き刺さった。
「毎日、あいも変わらずコツコツやる」
そうだよなぁ~。
人形に限らず、写真も、楽器も、営業も、セミナーのコンテツも、講師としての伝え方も……。
何をやっても同じですね。
今、自分のものになっているのは、毎日真剣に取り組んだものばかり。
私は新しいことに挑戦するたびに、どこから手をつければいいのか見当がつかなくて、いつも頭を抱えてしまいます。
最初は何でもそうだけど、プロに圧倒されて「やればできる」なんて、とても思えなくてね。プロの世界に飛び込んだ初心者はオロオロするだけ。夢は簡単に吹き飛ぶ。
それでもなんとかしようと思って、ちょこっと手をつけてみるけど「あれ? これは違うな」と気がついて壁にぶつかる。「やっぱりダメだ」ってなる。そのままあっさり「ムリだ」と結論をだして諦めちゃう。
せっかくのチャンスが目の前にあるのに、すぐに諦めてしまう私は、自分のものにできなかったものが多すぎる。
結局、長く続いたのは「どうしてもやりたい」か「やらないと食えない」かのどちらかなんですよね。これまでいろんなことに挑戦してきたけど、このふたつ以外はことごとく断念。今でもうまくいってることって、結局これなんです。「やりたい」か「やらないと食えない」か。
最初から「できる」と思ったものはありません。初心者ができることは限られています。完璧にはできない。今の自分にできるレベルのことしかできない。それでも着手しないと何もはじまらない。いつかモノになると自分を勘違いさせて、やりながら覚えていく。
私みたいに学歴も資格もなくて、知識も体験もない人でも、ゼロから何かを生み出すには、とりあえず今できることをやり続けるという方法がある。そう考えると、この人形作家が言ってることがよくわかります。
「毎日、あいも変わらずコツコツやる」
これなんですよね。
最初は失敗ばかりします。それでも試行錯誤を繰り返すうちに偶然うまくいくことがある。でもね。そこから先が長い。うまくいかない時期がしばらく続きます。
それでもコツコツやっていると、この偶然がまたやってくるんです。そしてまたうまく行かない時期が続きます。
それでもコツコツやる。するとまたまた偶然がやってくる。3回出来たら、それはもはや偶然とは呼ばない。何かしらノウハウをつかんでいます。
その証拠に4回目はもっと早くやってくる。5回目はもっともっと早くやってくる。
最初は偶然だと思っていた「うまくいく」までの間隔がドンドン狭くなってくるんです。100回に1回くらいだったのが、50回に1回になって、10回に1回になって、3回に1回になって……。
実力はそうやって身についてくる。
どうすれば実力がつくのか、わかりますよね?
「毎日、あいも変わらずコツコツやる」
やっぱりこれなんだよなぁ。
市場の創造は本当におもしろい仕事です。
一緒に挑戦しましょう!
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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