この先にはどんな世界が待っているのか、まだ一度も行ったことのない人は想像がつかない。
もしかしたら何かを準備しておいたほうがいいのかもしれないし、事前に調べてある程度の情報を仕入れておいたほうがいいのかもしれません。
仕事もそうなんです。
未経験のことはどこから手をつければいいのかさえわからない。
しかも知らないから検索もできないし。
「このままではまずいな」と漠然と感じてはいるものの、どうすればいいのか。
見たこともなければ触れたこともない。
解決策があることを知らない。
もし仮に「どうしてもこれが必要なんだ」と現時点でのニーズがはっきり見えていれば、課題解決の糸口を探すこともできますが、知らなければ意識することもなく昨日と同じことを繰り返すだけになる。
売り込むほうも「検索できない」ということをそれほど強く意識していないことが多いのですが、この状況は顧客の立場に立ってみるとよくわかります。
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未体験ゾーンを知らない顧客は何が必要なのかわからないんです。
この件に関して詳しく知っているのは売り手である あなた です。
顧客がニーズを発見するのは検索ではなく、営業マンである あなたと会って はじめて「そうか! こうすればいいのか」と気がつくんです。
顧客のニーズは何か?
知っているのは売り手である あなた だ。
ここを強く自覚してくださいね。
顧客はあなたと会って未体験ゾーンを提示してもらってはじめて「そうかこうやれば解決できるのか」と気がつきます。
トップ営業は売り込みのプレッシャーが強いわけではないんです。
彼らがやっている仕事って 顧客を理解すること です。
そしてどうすれば次の一歩を踏み出すことができるのかを提案することなんです。
売り込みとはまったく違うんだよなぁ。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜
Canon PowerShot G7X
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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