人とは違うことをするだけでは、差別化戦略とは言えません。
なぜなら、差別化の本質は「顧客にとっての価値を高めること」だからです。
価値を高めようとすれば、必然的にコストは上昇し、それは販売価格に反映されます。
そのため、ターゲットを絞り込むことが不可欠になります。
「みなさ~ん」と広く告知宣伝するのではなく「この価値を必要としているあなたへ」と、ピンポイントに呼びかけます。
ターゲット以外の人に振り向いてもらう必要はありません。
「高くても買う」と考えてくれる、価値を理解してくれる限定された顧客層に焦点を当てる。
これが差別化戦略の重要なポイントです。
顧客にとっての価値を大幅に向上させながら、トータルでのコストダウンを実現していくこと。
これが成功の鍵となります。
最安値を提示することが目的ではないのです。
差別化戦略は、マス(不特定多数)を狙うのではなく、むしろ既存のマーケットの枠組みにとらわれず、新たなカテゴリーを生み出す考え方です。
それは、従来あるものの代替品となり、顧客にとって明確な価値を提供するものでなければなりません。
繰り返しますが「人とは違うことをした」というだけでは、真の差別化戦略とは言えないのです。
ー 撮影場所と機材 ー
横浜/みなとみらい
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
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吉見 範一(よしみ のりかず)

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